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オトナ

小学校の時は、オトナは「大人」と言うだけで偉いモノなんだと思っていた。
かわいくないガキだった私は、同い年の子供よりも先生と仲良くなる方がラクだった。
先生にとって「いい生徒」を演じれば、すぐに仲良くなれる。
上っ面で付き合うには一番いい相手だった。
その時は自分で純粋に「先生と話すと楽しい」と思っていたけど、いま考えると心の底ではすこしバカにしていたのかもしれない。
中学の時の英語の教師で思い出してもむかつくヤツがいた。
まだ若い英語の男の教師だったんだけど、そいつは「教師は生徒より偉い」っていう
のをいつも体現してるヤツだった。
白いベルトはその頃校則違反でその教師はよく生徒からベルトを取り上げていた。
そして、その生徒を取り上げたベルトで鞭打つのである。
四つん這いになった生徒にベルトを振り下ろす教師の顔はいまでも覚えている。
すごく楽しそうな顔してた。歪んだ顔で笑っていた。
いま思うとちょっと異様な光景も、「やられる方が仕方ない」と思ってみていた自分
がいる。
完全に負け犬の考え方だった。
そんな自分にも吐き気を覚える。
そうかと思えば、中学三年生の時の担任の教師は今時珍しい熱血型。
ありがた迷惑なくらい生徒に熱心だった。
だけど生徒は都合のいいところだけ利用する。
確か、雪の降った日に授業をやめて校庭で遊んだことがあった。
その時にその教師が言った、言葉。
「今日のことは忘れられない思い出になるね~」
授業がつぶれて浮かれて騒いで楽しんだあたしたちは、「好かれてないの分かってないヤツは可哀想だね」なんて言って影で笑ってた。
その先生は初めて受験生を受け持った緊張からか、ノイローゼ寸前までいっていたら
しい。
個人面談の時に挙動がおかしかったとクラスメイトが言って噂になってた。
どっちもどっち。
どっちも腐ってた。
あのころ、別に深い意味もなくやっていたことだとしても、思い返すと腐ってるなと
思う。
「お茶こぼし」って知ってます?
なんでも、教師間のいじめでよくあるモノだそうです。
職員室は「お茶当番」が決まってるところが多いそうなんですが、そこで嫌われている教師がお茶を入れると、全員の分が配られた頃に、皆で一斉にお
茶を流しにこぼしてしまうらしい。
「お茶こぼし」っつー名前がつくほど、よく使われてるわけ。
アタシは尊敬できる先生に出会ったことがないです。
楽しい先生、話の合う先生はいました。
でも、尊敬できる人はいなかった。

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