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2004 年 3 月 のアーカイブ

雨あがる

雨あがる 特別版

寺尾さんの主演だった「阿弥陀堂だより」がとてもよかったので観たくなりました。
もともと、この「雨あがる」は実弟が以前からオススメしており、今回は実弟所有のビデオを借りての鑑賞です。
巨匠黒澤監督の遺作ということで、評価が割れていたりするこの作品ですが、実際のところ、とてもよかったです。
黒澤作品は「七人の侍」を流し見した程度のダメ人間ですが、これ、よかったなぁ。
「晴れ晴れ」というか、「しみじみ」顔がほころぶ、そんな映画でした。
さすが、殺陣のシーンは迫力というかピーンと張り詰めた空気が感じられるのですが、それは劇中のわずかなシーンです。
それゆえ、三沢伊兵衛の「剣豪」さが際立って印象に残ります。
カメラワークや、大仰な芝居がかった台詞回しなど、黒澤カラーも楽しめます。
「黒澤」というブランドを廃して観ても、とてもいい作品だと思います。
根底に流れる「優しさ」みたいなものが「阿弥陀堂だより」に通じる気がしました。
これは、寺尾さんの渋くて優しいお声からくるものでしょうか?
「雨あがる」と「阿弥陀堂だより」、両方のご夫婦も穏やかで優しい印象が同じだったもので・・・だからのイメージかもしれませんが。
うーん、ここ数日でさらに「時代劇好き」に拍車がかかりました~~~。

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たそがれ清兵衛

2004 年 3 月 28 日 コメント 1 件
たそがれ清兵衛

トワイライト・サムライです。
どうしてもラスト・サムライとの対比になってしまうのですが、やはりラスト・サムライはハリウッド映画なのだなぁと知らしめる作品ですね。
imdbの評価でも、こちらの方が勝っています。
やはりラスト・サムライの描く農村の風景は、わざとらしさが否めません。
なんかこう薄っぺらいというか、見る側を意識しすぎな。
別に薄すぎるとは思いませんし、フォーカスしている点が違うというのもありますが。
たそがれ清兵衛の描く日常風景の細かいこと。
大きな見せ場があるわけじゃないです。
派手な殺陣もないし、濡れ場があるわけでもないし。
淡々と日常風景を描いていくんですが、厚みがあるというか、生活感を感じるんですね。
食事を終えると、お茶碗に白湯を注いで、沢庵で汚れを落として、片付けるところなど。
なんかこう、見終わって、魂が揺さぶられるとか、体が動くとか、興奮するとか、そういうのじゃなくて、不思議にホッとしたような、そんな気持ちになった映画です。
僕はいわゆる「邦画」ってのが大嫌いなのですが、これは良いです。

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壬生義士伝

2004 年 3 月 27 日 コメント 3 件
壬生義士伝

公開前から気になっていた映画。
だって、佐藤浩市でてるんだもーん。
しかし、観てみたらば、佐藤浩市氏はもちろんすごいカッコいいのだけど、それより中井貴一がすごかった。
すごいはまり役だったように思えるんですが(原作読んでないからかもしれないけど)
もうね、子供と橋の上で別れるシーンなんて感情移入しまくり(笑)
「よ、よしむらしぇんしぇい~~~(涙)」って感じですわ。
競演の佐藤さんとのコントラストが絶妙でした。
脇をかためる俳優女優陣もそれぞれに場面を引き締めたりアクセントを添えたりして良かったです。
特に、三宅祐司なんてよかったなぁ。
あと、東北美人はいい!としみじみ(笑)
しかし、佐藤浩市てのは腹にいろんな思いを背負い込んだ少し疲れて汚れた役が似合う。
「NYPD15分署」を日本人で撮るならチョウ・ユンファがやってた役は絶対に彼にやってもらいたいぞ。

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グレン・グールド エクスタシス

2004 年 3 月 27 日 コメント 1 件

グレン・グールド エクスタシス
「シャイン」がピアニストの映画と知らずにこれを一緒に借りました。
なんて奇遇(笑)
私の大好きなピアニスト。ヘンな人です。
そのヘンな人ぶりと天才ぶりをドキュメントした作品。
「大衆」の前で演奏することを嫌ってコンサートをしなくなり、スタジオレコーディングやテレビなどのメディアに出ることを積極的にした人です。
奇癖をたくさん持ってらっしゃるのでそれを列挙するだけでも番組が1本作れます(笑)
人間的にとうてい好きになれそうもなさげな彼なのに、彼のピアノは最高。なんか悔しい。
「シャイン」の主人公とはまるで正反対なので対比させるだけでも興味深い内容でしたね。
しかし、正反対なのに、突き詰めていくと同じ高みに到達するというのはおもしろい話ではありませんか。
ドキュメントなんで誰にでもオススメするわけではないですが、ピアノ好きやヘンな人好きなら試しに見ることをお勧めいたします。

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シャイン

シャイン

ジャケットの写真はよく見て知ってたんですが、内容などはサッパリ知らない映画でした。
「感動の作品!」とか大々的に宣伝されると萎えてしまう体質なので・・・。
(確か、そんな触れ込みだったと思うけれど)
「多くの人に感動を与えたと言うのならみようじゃないか」と借りたんですが、これってバルボッサ、もといジェフリーラッシュが主演だったんですね!
実在したピアニストのお話がモトになっているとのこと。
ジェフリーラッシュは主人公がオトナになってからの役だったので全体の半分くらいの量の出演ながら、「さすが、これでオスカー獲ったのね」と頷かせる名演でした。
バルボッサがいいはずだよ・・・こんなすごい人だったのね。
以下、少々ネタバレになるやもしれませんが・・・

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